のいえの双極暮らし

のいえひだかの雑記ブログです。双極性障害 / 適応が上手くいかない / 趣味は旅や資格取得など / ラミクタールとエビリファイとか

双極という病気と向き合う

こんにちは。のいえひだかです。
今回は私が抱えている病気である、双極のことについて記していこうと思います。ひとり語りになるので文体が変わりますが、ご容赦ください。

 

写真:無料の写真素材「ぱくたそ」

 

私が双極性障害と診断されてから約5年が経過した。もう長い付き合いである。診断される前も、いくつか躁状態ではないかと思うエピソードがあるので、感覚的には10年ほどになるかもしれない。

 

ここ10年で、双極に対して一番変化したと感じることは症状に対しての自己受容であると思う。
かつてはうつ状態になれば最低限のことさえできない自分を責め、躁状態のときはその勢いに任せて全力疾走していた。うつ状態は甘えだと思っていたし、弱ってしまった自分には怒りを感じ自己否定ばかりしていた。そうして負のサイクルに陥って深く暗い世界に沈み、そこで長い時間を過ごすという、苦しい日々を繰り返しながら過ごしていた。

 

転機があったのは、本当に最近のことだと思う。それまでも双極について調べることはしていたが、当事者向けの本を読んだあたりがきっかけだった気がする。それと自分に合う考え方を見つけられたことも、もう一つあるかもしれない。

1つ目はつらさやしんどさに対して、コントロールしようと思うのではなくそれを受容してあげる、という考え方を取り入れたこと。
2つ目は気分の波を穏やかにするために、躁状態でハイにならないように意識して対策すること。この2つが大きかった気がする。

 

双極の難しさは、自分に合った考え方を見つけて波を落ち着かせるまでに時間がかかることだと思う。メンタル疾患全体に言えることだと思うが、病気に対して諦めを感じてしまうタイミングが多くある気がする。少なくとも自分は心が折れた経験が何度もある。

 

私は未だ安定した日常生活が送れる状況にはなっていないが、これからも双極との上手な付き合い方を模索しながら、最終的には経済的・精神的に自立して生活することを目指していく。

この年代でメンタルのことを考慮して日々を過ごす必要があるのは、正直社会で生きていく上でハンデを背負っている気もするが、それでも諦めずに前向きな気持ちで進んでいきたい。